『アクセス解析3 検索語のロングテール』

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前回に引き続きアクセス解析のお話です。

読者の方からアクセス解析が気になってしょうがない、
別の方からはログをみる習慣ができたという感想をいただきました。

今回もアクセス解析ページを見ながら読んでいただければ幸いです。


アクセス解析の中でも‘検索語一覧’は、
見るのが楽しい解析結果のひとつではないでしょうか?

検索語とは、各検索サイトからどのような言葉で検索をされて
サイトに来訪したのかを表示しています。

まず検索語一覧のページにいくと、ずらっと検索語がならんでいます。

例えば弊社ではMovable Typeというブログアプリケーションを使用した
ブログ型HP制作の専門サイトがあるのですが、その検索語一覧は
下記のように表示されます。

1位 ブログ型ホームページ 1000
2位 blogpack  700
3位 MT ブログ  650
4位 PODCAST  500
5位 ブログ型 ホームページ 450
6位 ブログ ホームページ 430
7位 Movable Type ブログ
8位 ギャズ  300
9位 ブログパック  250
10位 MT ホームページ  200


と続いていくのですが、このとき何位まで目を通していますか?

先日コンサルタントを行っている会社にアクセス解析データの送付を
お願いしたところ、WEB担当者さんが、きれいにエクセルの表に
とりまとめたデータを送付してくれました。

検索語の出力はA4用紙3ページ程度になっており、3ページ目最後の行は
150位程度でその検索語での来訪は7人でした。

つまり担当者さんは上位検索語が重要だと考え、下位検索語のデータは
不必要とわざわざ省いて送付してくれたのです。

追加で送付してもらった検索語データは、400位くらいから来訪数が3人、
700位くらいからは2人、1000位くらいからは1人と非常に少ない数と
なっていました。
しかし延々と1、1、1、1…という来訪者数が並びながらも
途切れることはありません。


この数字は何を語っているのでしょう?


「ロングテールの法則」を御存知でしょうか。


ロングテールの法則とは、下位の要素の合計が
全体に対して無視できない効力を持つという法則です。
主要な一部20%ほどの要素が全体の80%ほどの要因になっているという、
従来の「20:80の法則」(パレートの法則)に対する法則です。

よくAmazonの例が登場しますが、縦軸を販売数量、横軸を商品として
販売数量順に並べるとグラフが恐竜のしっぽの様に長く伸びています。
大型書店では在庫を抱えにくいマイナーな商品が、
Amazonでは売れているという典型例です。
1冊の売上げは少なくても、そのような商品の売上げを累積すると、
ベストセラーと同程度に売上げに貢献しているということです。

例えば弊社サイトの下位検索語のしっぽをみてみると
検索人数は5…4…3…2…1…と延々と小さい数字が続きますが
その検索語数は実は、数千となります。

また検索語はユニークでツボをついています。

・なぜ ブログ ホームページ
・ブログ ネットショップの始め方
・自分で更新できるホームページ
・インターネットで売る方法 ブログ
・ブログみたいなホームページ
・RSS 必要 ブログ ホームページ
・ブログ SEO 強く ためには


なかには「オンラインショップ コツ 無料」とか
「ホームページ 更新しなくても」など、
突っ込みを入れたくなる検索語も多々ありますが、
売り手側が思いつかないような検索語(来訪者の要望)が、
実際の商品とのマッチングのヒントとなったりします。

そのように、ロングテールに期待した戦略として、下位少数の検索語を
拾い上げて、全体の売り上げを伸ばそうとする手法は、とても重要です。

下位検索語に注目して情報ページを増やしたり、説明文を追加することで
しっぽ部分の来訪者を倍増させる可能性があるのです。


もちろん1位~50位程度の上位検索語も重要です。

サイトの根幹に関わる部分なので期待した来訪からぶれているようであれば
早急に改善する必要があります。
この部分の改善には大きな労力をかける必要がありますし、
場合によっては経営方針そのものを見直すことになったりもします。


しかし、このメルマガをご覧いただいている皆様には、
もっと進んだ部分に注目していただきたいのです。


長く伸びたしっぽの先は、合計でどのくらいの来訪数になるでしょう?


また、数だけでなく質も考えてみてください。非常によい顧客となる
可能性の高い来訪者がそこにいることがわかります。

顧客が欲しいと思っている情報をサイトに掲載して発信する。
それが一番の下位検索語対策となります。
次のSEO対策の目標として、是非この“しっぽの先”に
注目してみて欲しいと思います。